否定から入る社員の思考タイプ
【否定から入る社員の思考タイプ】
こんな方にお困りではないでしょうか?
まずは、なんでもかんでも否定から入る方です
「それは、難しいですね。」
「人員はどうするんですか?もっと忙しくなるのは勘弁してほしいです」
「社長、それって成功の見込みを感じないのですが・・・。」
などなどです。少し新規の案件を話すだけでこういった社員の方々の対応にうんざりしているという経営者・責任者の方も多いのではないでしょうか?
聞いているだけで、自分の心まで否定的・消極的になりそうで出来ることなら話したくない、接したくないと思ってしまいますよね。
そのお気持ちはとてもよく分かります。
それでは否定ばかりする人は、なぜ否定ばかりするようになったのでしょうか?
これにはいくつかの原因が考えられます。一般的な心理をいくつか挙げてみようと思います。
1.自分の思い通りにならないと気が済まない人
このタイプの人は、他人の気持ちに共感するというよりは、自分の職場環境(人間関係も含め)を心地よいものにしたい意識が高い方です。
つまり、仮の話に相手がネガティブな言葉の悩み事をしたとしても、
自分の考え方と少しでも異なる場合は、「その考えは違うよね」と否定から入ります。
そもそも他人と自分は違う人なので、考え方は千差万別なのですが、このタイプの人にはそういったことは通用しません。
2.めんどくさいが先に立つ人
めんどくさいが先に立つ人には二つのパターンがあります。
①挑戦意欲・向上心にかける人
このタイプの人は今の現状を変えることに対してとても恐怖心を感じる、何に対してもブレーキの強い人です。
「挑戦したい気持ちも現状を変えたい気持ちもないわけではないけれど、今でも十分生きていけているじゃないか」という生きていけているという現状に対して潜在意識がこう問いかけます。
「新しいことをやったら、もしかすると生きていけない状況が起こるかもしれないよ。だったら今が不満だとしても変えなければ生きていけるんだから、その方が良くない?」
それを隠すために面倒だと思ってしまうんです。
このことを自分も他人も向上心がないという言葉で片付けがちです。
しかし、このタイプの人は臆病なだけで、成長したい意欲がないわけではないんです。
②非効率的なことを嫌う人
やってみないと分からないじゃないかと思いますが、このタイプの人は比較的に頭が良いタイプの方が多く、すでに計算を終え、頭の中には効率的ではないと感じてしまっているのです。
社長はこんな非効率的なことに時間を使うならもっと別なことに使ってくれよと内心は思っています。
しかし、PDCA理論のPであるプランに時間をかけすぎてしまう傾向が高く、まずはやってみるということを嫌います。
3.自分のほうが正しいと思いがちな人
自分は賢い人間である。頭の回転の速い人間である。という自負があります。そのためたいていのことは自分のほうが正しいと考えています。
このタイプの方は意見が一致しているときには否定をしてきません。
しかしぴったり一緒であることはありませんので、基本的にはちょいちょいマウンティングしてきます。
4.優しいと思い込んでいるタイプ
自分が部下を守らなければと強く思うため、チームとして社長を敵だととらえています。そしてそのチームを代表して社長に物申さなくてはと思っています。
本人の意図としては、崖から我が子を突き落とす強さより、崖に落ちないように守ってあげているというイメージなのですが、それが逆に相手の成長を妨げてしまっている場合があることには気がついていません。
いかがでしたでしょうか?こういった社員の方は社長の周りにはいらっしゃいませんか?否定から入るタイプは星の数ほどあるのですが、一部をご紹介いたしました。
それでは、次回はこういったタイプの人にどのように対処したらよいのか?といことについてお話していこうと思います。次回もぜひお読みくださいませ