否定から入る社員の攻略法
【否定から入る社員攻略法】
さて、前回は否定から入る社員の思考タイプを書いてみました。そこで今回は否定から入る社員をどのように攻略すれば、自分が相手に対して辟易とせず、平常心を保つことが出来るのか?という方法を考えてみようと思います。
タイプ別対処の仕方については、追々書いていきたいと思うのですが、今日のお話はどのタイプに対しても利く自分の在り方についてお話しようと思います。
それでは早速参ります。
まず一つ目は自信をもつということです
1.自信をもつ
成長発展する企業のリーダーに共通して備わっている資質の一つに「冒険心」を持つという考え方があります。
社長!!最近冒険しておられますか?そして、その冒険にワクワクしておられますか?
おそらく、今まで何度となく冒険を繰り返して今の地位におられるのではないでしょうか?つまり冒険なくして成長発展はありません。
従って、新しいことへのチャレンジ提案はリーダーとしてとても重要な役割の一つです。
そもそも、社長はアイディアマンでありフットワークの軽い方でなくては務まりませんので、社長の行動や指示を出す姿勢は間違っていないのです。
経営者と社員の方々では視点が異なります。
一歩も二歩も三歩も先を見通して今何をしなければならないかということを考えておられる経営者の方と目の前の仕事に追われておられる社員の方々では、考え方が違うことは当然のことです。
社員に反対されたとしてもやり抜く覚悟が試されているとも考えられます。
自信をもって進めていくことも必要です。
それでは二つ目です。それは先まで見渡す能力のほかに求められる考え方です。
2.客観的視野
先ほど、間違っていない!!とお話したにもかかわらず・・・
しかし、そうは言っても社員のみなさんが現状どのような仕事量になっており、困ったことは起こっていないか?などなど・・・
社長は常に社員の状況を客観的に見ている必要があります。
会社は社員の皆さんの力が無くては成り立たないことは当然のことです。
それが、文句を言い、仕事をさぼる人だとしてもです。
では社長はどうしたら良いのか?
それは、社員をよく観察し、魅力ある会社作りと、社員を信頼し伸ばす力を養うということが求められています。
社内のムリ・ムダ・ムラをなくして、働きやすい環境づくりをし続ける。そして広い視野で常に感謝出来ることを探す。
このような視点にたち仕事をされていらっしゃる社長でしたら、どんな否定がこようとも、その視点に立ち戻ることができます。
そして三つ目です。それは聴く耳を持つということです。
3.聴く耳
まずは相手の意見を「受け止める」という考えをお持ちになることはとても大切なことです。
受け入れる必要はありません。先ほども申し上げたように会社を成長するためには冒険心も必要な時です。
それだけの覚悟を持って経営をされていらっしゃることと思います。
しかしせっかく出た意見に対し
「また言っているよ!」と
はねのけたとしたら、その方はだんだんと意見すら言わないようになります。
意見の出ない組織は、すでに成長の芽が死んでしまっている状態になりますので、
それは避けたいですよね。
つまり、社長が、「受け止める」という姿勢を持つことは、
大切な意見を聞き逃すことなく、相手が話しやすい状況を作る上でも大変重要です。
議論を交わすことはキャッチボールですので、お互いに論破しようと思って、一方的に話し続けていては議論ではなく聞きたくもないお説教です。
相手の意見にヒントをもらい、考えに磨きをかける気持ちで受け止めるという柔軟な姿勢が社長に求められていると言っても良いかと思います。
最後に
否定から入る社員を育てる方法は次回以降またゆっくりお話しすると致しましょう